染み抜き
食べこぼしのシミ
食べこぼしのシミです。
シミがついて直ぐにお持ち下さったので、
綺麗におとせました。
シルクなどの薄い生地や
水で濡らすだけで色が滲む
染色が弱い生地の場合は
着用に問題が無いシミの状態までの
染み抜きとさせて頂く場合が
ございます。
シミはご自分で扱われたりすると、
落ちにくくなる場合があります。
シルク、綿、麻、ナイロンなど染色が
弱い生地がありますので、ご自分で
染み抜きされる場合は目立たない場所で
お試しください。
大切な洋服はシミがついたらこすらず、
ティッシュなどで吸わせてクリーニング店に
すぐにお持ち頂くのが無難です。
飲食店のおしぼりは薬剤を含ませて
ありますので、シミを拭くと変色する
場合がありますので、ご注意を。
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参考ワインの染み抜き
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黄変復元
襟の黄変復元
襟が皮脂と汗によって黄変しています。
こうなってしまうと洗っても
染み抜きしても落ちません。
漂白と色補正が必要となります。
着用できる状態まで復元できました。
漂白は生地に負担をかけ、漂白の他に使う
薬剤も生地にあまり良くありません。
しかし、生地に良くない薬品を使わないと
復元できません。
本来ならば皮脂と汗が襟に残留しないように
ドライクリーニングと水を使ってのお手入れを
定期的に行う事が理想です。
当店の黄変復元は元の状態に完全に復元する
ものではありません。
元の状態の80%程度の着用に支障が無い
程度までの復元です。
黄変がきつく漂白すると生地が破損する
恐れがあるものは復元できません。
また、柄物や多くの色が使われている
生地は復元率が低くなります。
黄変が無数にあったり、広範囲にある
場合は復元できないこともあります。
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参考FOXEYワンピースの脇の黄ばみ
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色補正
家庭での塩素漂白による脱色
生地に塩素が付着すると繊維が変質して
通常の染色をしても色が定着せず、
例え色が入っても繊維が元の状態と
違いますので、違和感が出てしまします。
脱塩素処理をして色を入れてみました。
離れて見て違和感が無いくらい
にはなりました。
色を入れた後、水洗いをして入れた色が
流れないかテストもしています。
ご家庭で洗える洋服を色補正した場合、
色を入れた部分が洗う度に薄くなったり、
逆に周りが薄くなって色を入れた部分が
残って目立ったりする場合があります。
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参考ジャケットの変色
ジャケットの袖の一部が元の色と違っています。 このような状態をシミがついたとお持ちになる お客様がいらっしゃいますが、シミではなくて 変色です。 このような変色は元の色から抜けた色を足して 元の状態に ...
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