水に濡れると下の画像のようにシミになってしまう
革があります。
革は染料と顔料で染色しますが、
雨シミになりやすい革は染料で染めている
革が多いです。
染料で染めている革は年月を経ることに
よって色が変化していき、経年変化を
楽しむものです。
水でシミになっているので、水で洗って直る場合も
あります。
まず、水で洗ってみましたが、何の変化もありません。
洗って変化がないものは色補正でシミを隠蔽する
しかありません。
シミを隠蔽するには染料ではなく、顔料を使います。
今回のブーツの革は染料で染めているので、
顔料を厚塗りすると塗装感が出てしまい、
染料独特の色の濃淡が無くなってしまいます。
顔料の厚塗りに気を付けつつ、色の濃淡も
できるだけ再現しました。
自然な風合いで色補正ができたと思います。