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高級シャツ(FRAY)の「手洗い」「手仕上げ」クリーニング

高級シャツ「FRAY」のクリーニングのご依頼を頂きました。

当店のシャツのコースには、機械仕上げと手仕上げの2つのコースがあります。

高級シャツのクリーニングは、手仕上げコースでしかお受けしておりません。

なぜなら、襟、カフスを機械でプレスしてしまうと型崩れして

しまう心配があるからです。

洗浄も、手仕上げコースでは1点1点、ネットに入れて

洗います。

特に、FRAYのような高級シャツは手洗いしています。

「FRAY」のシャツは布地が素晴らしく、

光沢があり、手触りも違います。

縫製にもこだわりがあります。

袖の縫い線と脇の縫い線がつながっていません。

通常のシャツは袖口から脇まで1直線で縫うため、

袖の縫い線と脇の縫い線がつながります。

FRAYのシャツは袖と脇を別々に縫い、

後で、アームホールで縫い合わせています。

この縫い方はブラウスを同じ縫い方で、

縫製の技術も袖と脇を1直線で縫うよりも

難易度が高くなります。

また、袖の縫い線が脇の縫い線よりも

前になっているので、腕を動かしやすくなります。

台襟のボタンホールにも気になる部分が

あります。

ボタンホールが斜めに開けられています。

通常は真横にボタンホールは開いています。

どうして、斜めに開いているのだろうと

ボタンを閉めてみると、

襟をはめた状態では、ボタンホールの穴が

横方向に見えます。

閉めた状態のことを考えて、斜めにボタンホールを

開けているのかなと思いつつ手仕上げしました。

 

長期間、保管されるとのことでしたので、

ハンガー跡がつかないように

紙のパッドをハンガーに取り付け、

不織布で包装しました。

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